文=津島千佳 写真=小嶋淑子 でんじろうさんのサイエンスショーに訪れるお客さんの多数は、理科に親しみ始めた小学校低学年のお子さんや保護者。そのため、理科の知識がなくとも楽しめるプログラムを心がけている。実験をわかりやすくショーアップしているからか、子どもたちは好奇心に満ちた目をしているのが印象的だ。「大多数は理科の専門家ではありません。理科ってなんか楽しいと思ってもらいたいから、僕は実験を通して理屈を見せることで子どもたちの興味をくすぐっているのです」「人間には食欲と同じように、本来知的好奇心がすごくある」と話すでんじろうさん。電気の歴史を例に取りながら、生活のためよりも好奇心を刺激することが理
米村でんじろうさんに聞く、理科嫌いをなくす子どもへのアプローチとは?
サイエンスプロデューサー 米村でんじろうさんインタビュー<後編>
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