スイスの地でたどり着いた、
クラシカルバイオリン・フラメンコ

「母に追いつけない」葛藤を乗り越え独自の道を歩む日本人舞踊家、ロッハー葵
2014.4.14(月) 岩澤 里美 follow フォロー help フォロー中
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「フラメンコの醍醐味は、音楽家と踊り手とで一緒に作り上げていくことです。必ず両者が溶け合うようになるのが大きな魅力ですね。1曲を納得いくものに仕上げるには、普通は1年かかります」とロッハーさん。背後のギタリストは巨匠として名高い三澤勝弘さん(写真提供:ロッハー葵、以下特記以外も) 拡大画像表示
2014年1月26日、チューリヒで初リサイタルを開いた。ギターではなく、バイオリンの調べにのせて踊るのがロッハーさん流。バイオリニスト山本未央さんとのユニット「MIOA」で今後も活動を続けていく。今年10月にはチューリヒの大舞台での披露が決まり、「とてもうれししいとともに気が引き締まります」と話す
フラメンコ舞踏家、ロッハー葵さん。「母に追いつかなくてはというプレッシャーが、子供のころからありました」と打ち明けてくれた。写真は著名なスペイン人カンタオールのエンリケ・エレディアさんと共演したときの模様 拡大画像表示
母の沙羅一栄さんに学びスペインでも研鑽を積んだ。葛藤を乗り越えて、ロッハーさんはいま自分の道を生きる
著名芸術一家に育った2世舞踏家カルメラ・グレコ(Carmela Greco)先生とマドリッドにて。「フラメンコは何歳になってもプロでいられるので、この先もずっと踊っていきたい」とロッハーさんは言う(参照:カルメラ・グレコへのインタビュー
チューリヒでフラメンコを教えるロッハーさん。現在、2クラス編成になった(筆者撮影)
「スイスでフラメンコを踊ったり教えたりすることで、フラメンコの世界に生きる日本の家族と強くつながっていると思えます」 上) 母の沙羅一栄さん(©アルテフラメンコ舞踊学院)、下)ロッハー葵さん

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