シャネル、エルメスも信頼する日本女性の帽子作り

金沢ではぐくんだ美的感覚をパリで開花させた帽子作家、村山京子
2014.3.31(月) 岩澤 里美 follow フォロー help フォロー中
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アートの要素を入れた帽子を中心に作っている村山京子さん。形が命の帽子は、大切に保管すればいつまでもかぶれる。写真のような帽子は洗えないのでブラシをかけて保管する(写真提供:すべてアトリエ「Murk」村山京子)
著名人も村山さんの顧客だ。写真の高級シルクハットは、歌手 Micky Green がパリ郊外シャンティイ競馬場での競馬観戦でかぶった。ちなみにパリの競馬観戦では帽子をかぶると入場料が無料になる
オリジナルコレクションの人気の品「ほおずきシリーズ」。ほおずきが開いたものや色違いもある。もちろん一から十まですべて手作り
展示会に出展中のご自身の作品を前にした村山京子さん(日本語のブログはこちら)。国際的な帽子のコンクールで数度受賞していて、受賞作が美術館に飾られている
「素材との出合いが、帽子のデザインのアイデアにつながります」と村山さん。素材を大切にしつつ、手作りの風合いをふんだんに出すデザインを常に考えている。写真は遊び心が加わったパッチワークが魅力の皮の帽子。今後は、日本独特の素材も積極的に取り入れていくそうだ
村山さんが手掛けた舞台の帽子の例。舞台の帽子はテーマに合わせるだけではなく、音楽がよく聞こえるような形にしたり、激しく動き回っても大丈夫なようにしないといけないため、多くの工夫が必要だ(撮影:Ariele Bonzon)
イメージのスケッチは少しするだけ。思い描いたデザインを少しずつ試しながら作っていくのが村山さん流。豊富な経験のおかげで、ほぼどんなデザインでも思い通りの形にできるという
2012年に故郷の金沢で開いた個展は、パリから40点ほどを持参。遠くから足を運んでくれた人もいて盛況だった。「日本の方たちに気に入ってもらえるかとちょっと心配でしたが、みなさんコーディネート上手でたくさん売れました。オーダーも入りました!」と喜びのコメント

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