オイルショックによって窮地に立たされたヴァンケル・ロータリー・エンジンを復活させ、マツダ自身の「ドライビングというスポーツ」を大切にする思いを世に示した初代「RX-7」。1978年3月登場。世界的にもマツダというメーカーの存在を知らしめるインパクトをもたらし、これに続いて「ファミリア」「カペラ」と当時の世界レベルの実用車を生み出したことが、今日に至るマツダの評価とイメージを確立した。動質はいささか粗削りで神経質ではあったが、年々刻々と改良と進化を続けるという取り組みもこのクルマから浸透していった。
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