本稿を執筆している4月27日早朝時点で円・ドルのレートは157円台まで下がっており、すでに報道されている通り「円安」を通り越して「円弱」とまで表現されています。 さらには「日本は後進国へ転落」といった記事までリリースされる始末で、まさに「亡国」の状況と言わざるを得ません。 ここまで日本を骨抜きにしたのは誰か?  直接の「戦犯」は「アベノミクス」こと、2010年代に自民党政権が長期継続した中身のない愚策が「実行犯」です。 しかし、現実はそんなに簡単なものではなく、「失われた」30年に及ぶまともな政策の欠如、またとりわけイノベーションの不在~軽視から、イノベーションを支える人材育成、教育の破壊など