インドのナレンドラ・モディ首相は6週間後には3期目を勝ち取り、ネルー以来の重要なリーダーとしての地位を固めると見られている。 紅茶売りの家庭に育ったモディ氏が選挙で勝利するのは、その政治スキル、ヒンズー・ナショナリストのイデオロギーの影響力、そして民主的な制度・機関を弱体化させた自身の活動の反映だ。 だが、モディ氏がインドに繁栄と国力をもたらしているとの認識が一般の有権者やエリート層の間に広がっていることも反映している。 モディ氏の率いるインドは、強権的な指導者が率いる国が脱グローバル化の流れのなかで豊かになる方法を探る実験だ。 今後10~20年間、インドが高成長を続けながら社会の混乱を回避で