2022年11月にロシアの占領から解放されたものの、市内を流れるドニプロ川にかかるアントニフカ橋を境に、両軍の戦闘が続いている。昨夏には対岸の一部をウクライナ軍が制圧、そこから戦闘がさらに激化したため、無差別にミサイルが飛んで来るときもあるそうだ。 そのような状況が続いているため外国人メディア・ボランティアなどの出入りもより厳しくなっている。ウクライナ取材には必須の軍発行のアクレディテーションカード(プレスカード)以外に、ヘルソン州行政長官の特別な許可が必要になり、その取得にはかなりの労力と時間がかかる。 そんな中、洪水の被害に遭った一部地域を取材した。まずは駅周辺から見ていこう。 ヘルソン駅