2月下旬から3月上旬にかけて台湾を訪問し、多くの政治家、外交官、党官僚、学者、アナリストに会って、意見交換した。 中でも、将来の総統候補と噂される民進党の林佳龍総統府秘書長、国民党重鎮の馬英九元総統、国民党主席を務めていた2021年に米誌『タイム』から「次世代の100人」に選ばれた江啓臣立法院副議長、先の選挙で第三政党として台頭した民衆党の柯文哲主席など、大物政治家からも直接話を聴く機会を持てたことは幸いであった。日台関係が良好だからこそ、党派の別なく、こうした方々との会見が実現したのだろうと思う。 彼らは皆、日本との関係を極めて重視していた。台湾人の対日感情も非常に良好だと感じた。訪台中も、