毎年5月になると、投資会社バークシャー・ハザウェイの本拠地である米ネブラスカ州オマハには、同社のリーダー2人の姿を拝んで喜びに浸ろうとする忠実な信者が何万人も押しかける。 1人は気さくなことで知られるウォーレン・バフェット。もう1人は、当意即妙なコメントで知られるチャーリー・マンガーだ。 だが、本当にコアな信者にとっては、何年もの間、もっと閉鎖的な会合がロサンゼルス郊外の緑豊かな街パサディナで催されていた。 筆者の現在の住まいからも程近いパサディナ・コンベンション・センターでは、マンガー氏が1人で壇上に上がり、さりげないウィットにあふれた話を長々としていった。 録音は禁止されていたが、何人もの
「バフェットの相棒」以上の存在だったチャーリー・マンガー氏
オマハの賢人を支えた賢人、正直で現実的で好奇心旺盛な「常識の鑑」
2023.12.4(月)
The Economist
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供