「ガザ地区」は、地中海・イスラエル・エジプトに挟まれた全長約40km、幅10km前後、面積約360km2と種子島よりやや狭い地区です。人口約222万人のうち多くの人が北部の「ガザ市」に住んでおり、ガザ市の人口密度は1km2あたり1万人を超え、世界でも人口密度が高い地域の1つとなっています。「パレスチナ」と呼ばれてきた地域の南西部に位置し、古くは港町として栄えていました。パレスチナとは、地中海の東の沿岸から、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖地であるエルサレムを含む中東の一部地域を指します。 現在、「ガザ地区」には主にイスラム教を信仰するアラブ人が住んでいます。人口の98〜99%がイスラム教徒で