米WTI原油先物価格(原油価格)は11月16日、前日比約5%安の1バレル=72.9ドルで取引を終え、約4カ月ぶりの安値となった。米中のさえない経済指標を受け、世界の原油需要が停滞するとの懸念が強まったことが原因だ。緊張が続く中東地域からの原油供給が滞っていないことも関係している。 9月末に1バレル=90ドル台にまで上昇した原油価格はようやく落ち着きを取り戻しつつあるが、今後も小康状態が続くのだろうか。 筆者は「今後、中東地域の地政学リスクが高まり、日本にとって危機的な状況になる可能性がある」と危惧している。 11月11日、サウジアラビアのリヤドでアラブ連盟(21カ国・1機構)とイスラム協力機構
イスラエル・ハマス紛争で日本に忍び寄る「UAEリスク」、原油輸入が危ない
フーシ派の攻撃や第2の「アラブの春」が起きればガソリン急騰も
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供