パレスチナのガザ地区を実効支配するハマスとイスラエルとの紛争勃発で、世界の関心がロシア・ウクライナ紛争から遠ざかってしまった、と多々報じられている。 一部のメディアは、ウクライナとその紛争に関する報道記事の数やSNSで触れられる回数の変化を調べ上げて、その実証にまでわざわざ及んでくれている。 確かにこの新たな中東紛争は、ウクライナのV.ゼレンスキー政権にとって想定外だった。 前回のこのコラムで触れたように、彼らの主張や要求に世界は疲れ飽きてきている。その流れを何とか押し戻そうと必死になっていた矢先に、折悪しくこの騒ぎの勃発である。 10月7日にハマスがイスラエルを攻撃してから3週間ほど後に、マ