ラグビー・ワールドカップで勇敢なアルゼンチン代表チームが準決勝で打ち負かされてから2日後の10月22日、同国の政治が賢明な方向に進んでくれるのではないかという希望も同様に打ち砕かれた。 大統領選挙の第1ラウンドでセルヒオ・マサ経済相は事前の予想を上回るほぼ37%の票を獲得して勝利した。 世論調査でトップを走っていたリバタリアン(自由至上主義者)で「無政府資本主義者」のハビエル・ミレイ候補は30%の得票率で第2位。 思慮分別のある中道右派のパトリシア・ブルリッチ候補は同24%にとどまり、選挙戦から脱落した。 11月の決選投票にはマサ氏とミレイ氏が臨む。 この先4週間の選挙戦は、連続メロドラマのよ