宗教2世のなかには、親から教えこまれた教団の教義や文化、習慣を、教団を離れたあとも忘れられず、影響を受けつづける人がいます。 たとえば性愛禁止の教えのなかで育てられると、信仰を手放したあとも恋愛に恐怖心を抱き、そこから抜けだせないケースがあります。それが、人生設計に大きな影を落としたりするのです。 ぼくにも、創価学会員として身につけた習慣からは、なかなか離脱できないということがありました。 この悩みにたいして、ぼくがどう応じたのか。一例をしめしましょう。 2017年2月に創価学会本部を退職し、信仰活動から離れて以降、ぼくは比較的おだやかな日々を過ごしていました。 それまで毎日毎日、昼夜にわたっ