中国共産党と中国国民を結びつける絆について、外国では何十年も前からシンプルなストーリーが語られてきた。 統治者と被統治者の取引を、いささか見下した調子で描写したストーリーだ。 これによると、一般庶民から都市在住の中産階級に至るまで、ほとんどの中国国民は政治について語ったり考えたりするのは避けるべきだと心得ている。 そして権力の世界に踏み込まない見返りとして、中国の台頭でもたらされる富や機会の分け前を求めて競い合うことが許されている。 それが最近、経済成長が鈍化し、住宅価格が下落し、大学新卒者の就職機会が激減していることから、同じ外国人が中国国民は共産党に反旗を翻すのではないかと考えるようになっ
支配の正統性を古代史に求める習近平
中国の社会契約に綻び、市民は共産党に反旗を翻すか?
2023.6.21(水)
The Economist
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