「さようならG7、こんにちはG20」 2008年に米ワシントンで開かれた主要20カ国・地域(G20)の第1回首脳会議についての記事に英エコノミスト誌はこんな見出しを掲げ、「旧秩序に決定的な変化」が起きていることの表れだと評した。 そして今、翌2009年4月にロンドンで開かれたG20サミットで頂点に達した協力的な世界経済秩序への期待感が消滅した。 しかし、「さようならG20、こんにちはG7」とはとても言えない。 G7が牛耳っていた世界は、G20が協力し合う世界よりもはるかに遠い昔となった。世界全体で協力し合う体制も、西側が牛耳る体制もうまくいきそうにない。 では、これからどうなるのか。 残念ながら