米国の中部、オハイオ州ヤングスタウン市に住むドーン・ターネージさんは、2歳の姪とビデオ通話している時に、こう告げられた。「どうして顏が曲がっているの?」 ターネージさんは「どういうことなの」と聞き返した後、鏡で自分の顔を見た。 すると口の右側が下に流れ、明らかに顔がいびつになっていた。自分では顔が歪んでいる自覚はなかった。 脳に何らかの異常をきたしたと判断し、すぐに救急車を呼んで病院に向かう。検査の結果、一過性脳虚血発作(TIA)を起こしていたことが分かった。 TIAは「ミニ脳梗塞」ともいわれ、一時的に脳に血流が行かなくなり、神経脱落症状が起こることをいう。ターネージさんはまだ44歳だった。
若い人たちの脳卒中が世界で急増中、その原因とは、また危ない職種は何か
米調査では55歳未満で67%増、55歳以上は15%減に
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