4月になり、新たな生活のスタートを切られた方も多いと思います。そこで今回は、私自身の大学教官としての過去25年を振り返り「伸びる新人と潰れる新人の分かれ道」についてお話ししましょう。 1999年に大学の教壇に呼ばれ「題名のない音楽会」の音楽監督など商用の楽隊業を後手に回して、今年で25年目に入りました。 四半世紀と言えば短くない時間です。当時18歳だった若者もすでに40歳を回って中間管理職。私の最初の院生、今井健君は、現在は東京大学准教授として先端研究と後進の育成に充実した生活を送っています。 同時にこの25年間、いろいろな意味で苦境に立ち、破綻を経験した元学生も少なからず存在します。というよ