2022年5月、仮想通貨(暗号資産)のテラ・ルナ大暴落事件をご存じだろう。 わずか数日間で額面価格500億ドル以上が蒸発してしまった仮想通貨市場の大事件である。 先月のシリコンバレー銀行(SVB)の取り付け騒ぎのように、投資家が保有する「テラUSD」や「ルナ(LUNA)」コインを投げ売りしたために1週間あまりで99%以上も暴落した。 しかし、コインの開発者は暴落前にコインを売却し、海外逃亡した事件である。 その開発者であるクォン・ドヒョン(英語名:Do Kwon)氏が先日モンテネグロで逮捕された。 彼は韓国、米国、シンガポールの捜査対象になっており、インターポールの手配リストに掲載されていた。