昨年2月24日にロシアがウクライナに侵攻してから1年が経とうとしている。ロシアは軍事攻勢を強め、ウクライナも西側から供与された武器で反撃し、停戦のめどなど全く立たない状況が続いている。 2月14、15日にNATOは、本部のあるベルギーで国防相会議を開き、ウクライナ支援を継続することを確認した。戦闘の激化に伴い、弾薬不足が目立ち始めているため、弾薬の生産能力を強化することで合意した。 ウクライナの戦場では大量の弾薬が消費されており、生産が追いつかないため、供与しているNATO加盟国の軍隊の弾薬備蓄が急速に減少している。そこで、各国とも危機感をもって弾薬の増産ピッチを上げようというわけである。 こ