ノルウェーの調査企業ライスタッド・エネジーによれば、米国の液化天然ガス(LNG)の今年(2022年)1~9月の輸出量は前年比13%増の6190万トンとなった。 欧州向けの輸出が急増した(前年比2.6倍の3510万トン)ことから、昨年首位の豪州(6060万トン)、同2位のカタール(6010万トン)を上回り、米国は史上初めて世界一のLNG輸出国になる可能性が高まっている。 バイデン大統領は今年3月、「欧州向けのLNG輸出を前年比1100万トン増加させる」と表明していたが、1~9月だけで前年に比べて2160万トン増加し、公約ベースを既に大きく上回っている。 国際エネルギー機関(IEA)によれば、欧州