ウクライナ侵攻を続けるロシアのウラジーミル・プーチン大統領が10月7日、70歳の誕生日を迎えた。 ウクライナに対する「妄想」から、ほぼ独断で突き進んだ侵略戦争は思わぬ苦境を招き、軍事大国神話も崩壊寸前の有様だ。 客観的にみれば22年前の大統領就任以降、最悪の状況で迎えた誕生日といっても過言ではない。本人の心境は穏やかではないだろう。 展開できる地上軍の大半をウクライナに投入したにもかかわらず、欧米の支援を受けたウクライナ軍の猛烈な反攻作戦で、ロシア軍は侵攻当初には想像もしなかったほどの大苦戦を強いられている。 東部ルハンシク州や南部ヘルソン州の占領地の維持も困難になる可能性が高い。 プーチン氏