8月26日、コロナ禍対応の影響とウクライナ紛争が続く中、世界の市場参加者の誰もが見守る「ジャクソンホール会議」が開催された。米西部ワイオミング州ジャクソンホールで毎年開かれる、各国の中央銀行総裁や政治家、学者などが集まる会議である。 ここで、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は約9分弱という短い時間ながら、今後もインフレ対策のために必要な利上げを続けるというメッセージを送った。それを受けて、米ダウ工業株30種平均は1008ドルの下落、S&P500は3.4%下げた。 元大統領経済諮問委員会(CEA)委員長は、筆者と入ったジャクソンホールのダイナーで、ウォールストリートと欧米メディアの反応に