6月12日、令和2年度版「環境白書」が閣議決定されました。注目すべき点が2点あります。第1は、気候変動がすでに全人類を含む地球上の生物全体の生存基盤を揺るがす「気候危機」の段階に到達しており、一見無関係に見える海洋プラスチックごみ汚染や絶滅種の増大といった現象が、互いに深く「気候危機」と関わっていることです。