* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第11回 リテールDXフォーラム
基調講演「小売企業はOMOとDXをどう理解し、取り組んでいけばよいのか」

開催日:2023年3月28日(火)
主催:JBpress/Japan Innovation Review

「お客さま自身がオムニチャネルカスタマーである現在、全ての小売企業は自分事としてOMO(=オムニチャネル)に取り組まないわけにはいかない」。そう語るのは、神奈川大学経営学部国際経営学科 准教授 中見真也氏です。

 中見氏は、オムニチャネルとそれを支える仕組みとしてのDXという構成概念を提示した上で、その実現に欠かせない3つの柱を紹介。中でも「経営者の意識改革と両利きの経営」に必要となるDSXという概念の重要性を解説します。また、小売業がOMOとDXを進める上で不可欠な3つの基本的要素として、CX、SCM、EXを挙げ、リアルとデジタルをどう両立させ、顧客体験を高めていくかについての要点を語ります。

 講演の最後にはOMOとDXの先進事例として、三越伊勢丹の取り組みを紹介。「DXは手段ではない」そう断言する中身氏が伝えたい、小売業におけるOMOとDX実現の本質に迫ります。

【TOPICS】

  • OMOとDXの構成概念と重要性
  • 経営者の意識改革と両利きの経営。DSXとは?
  • 変化する市場志向、デマンド・サプライ・チェーン・マネジメント(DSCM)という観点
  • 場(リアルとネット)における価値共創性。お客さまの声をどう共有できるか
  • OMOとDXを進める上での3つの基本的要素(CX、SCM、EX)
  • 顧客視点から業務プロセスをどう捉え、課題を見つけるか
  • EX(従業員教育)の重要性、BEAMSの例
  • 三越伊勢丹にみる、DXの先進事例