車載センサーからのデータで故障発生を予測へ

運行管理者向けサービスを拡充する日野自動車

栗原 雅/2019.2.18

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「HINO CONNECT」を利用できる日野自動車の大型トラック「日野プロフィア」

 日野自動車は、トラックやバスに搭載した車載センサーと通信機能を利用した運行管理者向けサービスの拡充を進めている。安全性向上や省燃費運転を支援するサービス「HINO CONNECT」を2018年4月に開始し、利用しているトラックやバスはすでに約3万台に達している。さらにこの仕組みを利用し、故障発生を予測する機能の検証を2019年4月にも開始する予定だ。

車両の情報を運行管理者に通知するサービス

 日野自動車は2017年以降に発売した大型・中型トラックと大型バスに通信装置を標準搭載している。これによってGPS(全地球測位システム)や車載センサーで取得した車両の情報を、携帯電話網を通じて随時収集・蓄積している。この情報を基に、4つのサービスを提供するのが「HINO CONNECT」である(図1)。

図1 日野自動車の商用車向けICTサービス「HINO CONNECT」の画面例
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 一つは、安全装置の作動通知だ。車両には衝突被害軽減ブレーキやドライバーモニター(ドライバーの運転状況をモニタリングし、いねむり運転などをドライバーに警告する機能)が備えられており、これらが作動すると、運送会社の運行管理者にメールを送信する。例えば、運転手が目を閉じるなどしてドライバーモニターの警告が複数回作動した場合、メールを受信した運行管理者は運転手に連絡し、停車のうえ休憩するよう指示する。こうすることで事故の発生を未然に防ぐ。