人気のバランス型投信、どう活用する?

資産運用の不安解消のために一部を振り分ける、という利用法も

小島 淳/2019.1.18

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 株式や債券、不動産投資信託(リート)などに分散投資するバランス型投信。その人気がじわじわと高まっています。ある外資系資産運用会社によると、2018年におけるバランス型投信の資金流入額は約1兆3100億円(前年比17%増)に上った模様で、この金額は直近で最も多かった2015年より約1100億円上回っています。

 バランス型は株式のみに投資する投信よりも比較的低リスクで、株価下落局面で下落幅が小さいとされることから、「守りに強い」投資商品といわれています。これが投資資金を集めている大きな理由のひとつとなっています。

投資対象や分散方法などで種類が豊富

 バランス型投信は、投資対象や分散方法などによってさまざまな種類があります。投資対象となる主な資産は「株式」「債券」「リート」の3つ。さらに、株式と債券をそれぞれ「国内」「先進国」「新興国」に、リートを「国内」「先進国」に分散し、合計8資産へ分散するタイプもあります。

 投資する資産の配分によっても種類が変わってきます。ご存知のように、株式やリートは比較的高リスクで債券(国内)は低リスクですから、株式とリートへの投資比率が高いタイプを「積極型」、国内債券の比率が高いタイプを「安定型」、その中間を「標準型」と呼ぶこともあります。

 株式・債券・リートへの投資配分を市場環境によって機動的に変えていく「TAA(Tactical Asset Allocation)型」「リスクコントロール型」。設定当初に目標年(ターゲットイヤー)を定めて、それに近づくにつれて株式の組み入れ比率を下げ、債券の比率を上げていく「ターゲットイヤー型」などもあります。