IoT(Internet of Things)の最新ニュースや企業&ベンチャー事例(ケーススタディ)ほぼ毎日掲載

テクノロジー
2016.12.28

「便利で楽しいIoT」市場を先取りするプロトタイプ開発の重要性
連載第1回:クリエイティブスタジオ1→10driveの「楽しいIoT」開発

BY

工場の機能型IoTから生活者のエンタメ型IoT普及へ

 「一般生活者」というワードが出ましたが、現在IoTの主戦場は工場です。インダストリー4.0の掛け声のもと、この「スマートファクトリー化」は、(実益も見えやすいこともあってか)IoTの導入が実際に進んでいるようです。工場内外すべての情報は共有され、機器同士で情報のやりとりをして、カスタマイズされた生産を可能とし、機器と管理する人との連携をも最適化されつつあります。

 この流れの先には、おそらくtoB領域の中でも工場の中から一歩外に出て、商業施設(駅・大型施設・オフィスビル等)でのIoT活用が具体的になってくると思われます。たとえば、スマートロックやデジタルサイネージのネットワーク化など挙げられます。

 他にも、健康デバイスなどが会社から支給される形で普及の兆しが見えてきました。そうなると、一般生活者の目にも触れたり体験されたりする機会も増えてきて、「IoTって便利だね」という評判も根付いてくると思われます。

 そのステップを経てからが、toC領域での便利系IoT普及の本格フェーズとなるのではないでしょうか。

 ただし、普及途上のtoC型IoT市場に先回りするアプローチとして、便利さ以外に「楽しさ」という軸も有り得ると考えており、実際にそういったエンタメ型IoT商品も色々と市場に出てきています。

 その「楽しい」という価値を具現化するためにも、プロジェクトの初期フェーズで触れることのできるプロトタイプを開発し、実際に体験してみることが重要となってきます。

 ということで、toB領域の機能的なIoTについては他の連載にお任せしまして、本連載ではより身近に感じられる、いわば「楽しい方のIoT」について、市場を少し先取りする形でご紹介していきたいと思います。

 次回は、1→10driveも開発プロジェクトに参画している、サンスター「GUM PLAY」について触れていきます。どうぞお楽しみに。

 

<執筆者プロフィール>

梅田 亮

1→10drive(ワントゥーテンドライブ) 代表取締役社長
2002年、早稲田大学理工学部を卒業後、同年に大手広告会社入社。マーケティング部署を経てコミュニケーションデザイン領域へ。マーケティング領域の多様化に伴い、デジタル、PR、プロダクト/コンテンツ開発など、新たな領域を幅広く積極的に取り込み、プロジェクト全体を推進していくチーフプロデューサーとして活躍。2015年、現職に就任。2011年、2013年、2014年クリエイター・オブ・ザ・イヤーノミネートをはじめ、グッドデザイン賞、TIAA、NYFestival、ADFEST、AD STARSなど受賞。また、AdverTimesコラム連載(2012~2013年)他、執筆、講演、審査員など経験多数。

【1→10drive】http://www.1-10.com/drive/

JBPRESS

あわせてお読みください

注目連載

記事ランキング

  • 直近1時間
  • 昨日

あわせてお読みください

IoTニュース

EUにおけるIoTプラットフォームは進んでいるのか? ーCeBIT 2017レポート その1
太陽光を利用する汎用型IoTデバイス「FlipCast」法人向けに発売
経産省とIoT推進ラボが主催する、第三回 IoT Lab Selection レポート
IoTスタートアップにノキアが開発プラットフォームを提供、日本が3カ国目
日立、監視カメラや入退室管理などフィジカルセキュリティデータ管理の統合プラットフォームを開発
IoT時代に合わせた「多接続」を実現する5G、ビジネスでの課題とは
ベルト装着型IoTデバイスを用いたストレス度の計測に関する実証実験プロジェクトを発足
IoTけん玉やVRトランポリンなど!アスキーに注目スタートアップが集結
キヤノンITS、企業のIoT導入を支援するPoCサービスを提供
NXP、1MBの組み込みSRAMメモリを搭載したCortex-M4ベースマイコンを発表
IoT人気記事ランキング 経産省 IoT Lab Selection開催、東急AG O2Oソリューション 「Activation Manager」開発 など[3/13~3/19]
Wi-RAN用無線機、従来より100倍の領域をカバー
IoT国際競争力は主要10カ国中で第3位、「スマート工場」や「スマートシティ」に力
MOVIMAS、シャープとIoTゲートウェイによるセキュリティモジュール実装の共同実証実験を開始
自転車通勤IoTの実証実験、Cerevoの「RIDE-1」で走行データ収集、「SAP HANA」で可視化して共有 
総務省、ドイツとの「ハノーバー宣言」に署名しICT分野の協力を進める、NICTとドイツ人工知能研究所がIoT/AI協力に係る覚書へ署名

IoTニュース”は、Mynd Engineを活用して、世の中のIoT関連の記事をまとめさせていただき、ご紹介させていただきます。