第2次トランプ政権、トランプ2.0の選択に世界が翻弄されている。 紛争当事国であるウクライナを置き去りにして、ロシアとの侵略戦争の停戦を模索し、一方ではイスラエルによる「停戦破り」を黙認している。 自由貿易の旗手でもあったはずだが、カナダやメキシコといった国境を接する国々や日本のような同盟国も含めて世界中に関税をかけていこうとしている。 日本に関連するところでいえば、在日米軍の機能強化停止が検討されているという。 日米安全保障条約と憲法9条は、アメリカの核の傘と抑止力を借り、日本は「最小限度の実力」を保持するという戦後安全保障の基軸であり根幹にあたる。 北東アジア地域の安全保障上のリスクの増大
ウクライナ置き去りの停戦、世界各国への関税強化…アメリカが失った「コモングッド」とは?
【西田亮介の週刊時評】トランプ政権に翻弄される世界、米オピニオンリーダーが提唱する概念から読み解く
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