実業団vs.大学、駅伝では混じることがほとんどなかった両者が“日本一”をかけて激突した。3月16日に行われた「大阪・関西万博開催記念 ACN EXPO EKIDEN 2025」(以下、エキスポ駅伝)だ。 大会前、青学大・原晋監督が「こんなに目立つ大会になぜ出ないのか?」とか、「実業団は外国人選手を使わないくらいの気構えでやってほしい」と実業団チームを煽るような発言をしていたが、勝負は大学勢との“ガチンコ対決”に応えたトヨタ自動車が完勝した。 1区(8.9km)は「どんな秒差でもトップでタスキを渡そうと考えていた」という吉居大和が残り300m付近から強烈スパートを放ち、駒大・伊藤蒼唯を突き放す。