「日本文化の真髄は、江戸時代の吉原で生まれた男女間の短期的な無限の執着と長期的な無限の諦めが表裏一体となった概念である。これを『いき』という」(政治学者・永井陽之助) 永井教授は哲学者・九鬼周造「『いき』の構造」を解説する中で、「男と女」を「政治家と権力」に置き換えて話した。そして、『いき」の反対概念は何かを問うた。「短期的な無限の執着だけの人間は『ヤボ』と呼ばれる」 NHK大河ドラマ「べらぼう」は、『いき』と『ヤボ』の両極の間にある浮世(憂き世)に生きる人々と蔦屋重三郎の吉原創生物語を描く。江戸風駄洒落の地口も面白い。「べらぼう」は本来、褒め言葉ではなく人を罵り嘲る時に使う言葉。総理になる前か
私にぼやいた石破総理「タバコは1日5本しか吸えない…」 短命を覚悟して生まれた、政権を支える奇妙な浮力
与野党対立のアンバランスでなぜか凪状態の政局
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