街中を闊歩する外国人の姿が、コロナ禍からの回復につれて目立つようになった。主要な駅、空港やそこに向かう鉄道車両内が大きなキャリーバッグとたくさんのお土産を手にした外国人観光客で混雑する光景は今や日常と言ってもよい状態だ。 日本政府観光局の調査によれば、2024年(令和6年)の訪日外国人の数は3687万人と、対前年比で47.1%の増加。過去最高だったコロナ前の2019年3188万人を15.6%も上回る活況ぶりである。 こうした状況に一部の観光地では外国人観光客のマナーの悪さや、地元住民の住環境、移動手段を脅かすなどオーバーツーリズムを指摘する声も後を絶たない。 ただ街中や電車内で目立つ外国人をよ