今年8月の本コラムでは「セブン&アイに対する5兆円規模の買収提案、「対内直接投資100兆円」という政府目標から見える“日本買い”の未来」と題し、海外企業による日本企業への買収提案とその展望などを議論した。いわゆる政府が目標として焚きつけようとしている対内直接投資に関する議論である。 2010年前後から、日本では日本企業から海外企業への買収、いわゆる対外直接投資が盛んに行われてきた。 その後、パンデミックを契機としてかつて毎年のように聞こえてきていた大型買収案件が鳴りを潜めたかに思われたが、近年では日本製鉄によるUSスチール買収が話題になるなど、その再起動が注目されてきたところであった。 その矢
企業による巨額M&Aで進む円売りドル買い、過去最高ペースで進む対外直接投資が映し出す未来
【唐鎌大輔の為替から見る日本】振るわない対内直接投資、「2030年までに100兆円」の政府目標は遙か彼方
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