ジョー・バイデンがカマラ・ハリスに道を譲ったことで得た利点の一つは、それにより大統領の仕事に専念できることだった。 あれから2カ月経った今、空いたスケジュールが効果を上げている証拠はほとんど見られない。 時代が違えば、バイデンは舞台を去りながら長いお辞儀をする贅沢が許されたかもしれない。 だが、中東は本格的な戦争の瀬戸際にあり、ウクライナは危険な冬に向かっている。 米大統領選挙でのハリスの勝算とバイデン自身のレガシー(遺産)が危うくなっている。 今は厳しい決断を避けるべき時ではない。それにもかかわらず、バイデンがやっていることはまさにそれだ。 このうち最も差し迫った判断は、イスラエルとレバノン
中東とウクライナ、肝心な局面で存在感を発揮できないバイデン米大統領
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