日本の長い歴史において「国の守り」が大きく取り上げられることはほとんどなかった。強いて言えば大陸文化を吸収しようとした古代と西洋文化が押し寄せてきた近代の一時期だけである。 従って、日本において「亡国」という意識は育ちようもなく、「国の守り」という遺伝子は日本人に継承されていないようだ。 自民党総裁選は日本の総理大臣選びでもある。 近隣諸国が核兵器の使用を仄めかし、また増産して日本ほど厳しい環境に置かれた国はないし、現実的な対処方策が求められているにもかかわらず、安全保障・防衛がほとんど議論に上がっていない。 安全保障は、領土を脅かされる防衛だけの問題ではない。経済活動が維持される、食糧が確保
定年延長が進む社会で自衛官はいまだに50代、待遇改善は防衛力増強の第一歩
防衛白書の漫画版を作成し、各家庭に配布して理解を高めるべき
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