現在の自由民主党は、1955年11月に自由党と民主党が合併する「保守合同」によって誕生しました。以来、69年の間に44回の総裁選が行われています。ただ、この数には候補者が1人しかいなかった、話し合いで次期総裁が決まったなどのケースも含まれており、すべてが激しい選挙戦だったわけではありません。 自民党として最初の総裁選は結党の翌年でした。 保守合同による新党結成後、自民党は総裁代行委員制を敷いて地方組織の確立に励み、半年足らずで都道府県ごとに支部連合会を結成させます。そして1956年4月に臨時党大会を開催。国会議員に地方代議員を加えた総裁選挙を行い、初代総裁に旧民主党系の鳩山一郎氏を選出しました