フランス時間の8月11日(日本時間8月12日)、パリ夏季オリンピックが、17日間の熱戦に幕を閉じた。393人の日本人選手を含め、世界中から結集した約1万500人のアスリートたちの健闘を称えたい。 当然ながら、金・銀・銅のメダルを取れた選手、取れなかった選手がいた。だが、オリンピックの創設者であるフランスのピエール・ド・クーベルタン男爵は、「オリンピックで重要なことは、勝つことではなく参加することである」という名言を残している。日々のテレビ中継を観ながら、メダルを取り損ねた選手にも熱い拍手を送ったのは、私だけではあるまい。 だがその一方で、私は日々、歯がゆい思いを禁じ得なかった。 そもそもクーベ
「平和の祭典」はどこへ、パリ五輪中にウクライナとイスラエルが大攻勢、北京五輪ではプーチンも侵攻を自重したのに
東アジア「深層取材ノート」(第244回)
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