日本人の夏の定番行事と言えば「お盆」。田舎に実家のある人々は、帰省した折に仏壇に手を合わせお墓参りに行く。夜はご先祖様の魂が、道に迷わず家に帰り着けるようにと迎え火を焚く。こうした風習は仏教のものというイメージがあるが、神道にもお盆のような行事はあるのだろうか。また神道の本家本元ともいえる皇室には、祖先に思いをはせるお盆の儀式は行うのだろうか──。皇室ライターで西武文理大学非常勤講師の、つげのり子氏が知られざる皇室のお盆に迫った。(JBpress編集部) 世界初の長編小説と言われる紫式部の「源氏物語」をもとにしたNHK大河ドラマ、「光る君へ」がいよいよ中盤の佳境を迎えつつある。 宮中での権力を