交通事故は継続的に減少傾向にあるが、2023年に気になる変化がみられた。警察庁のデータによると、交通事故は順調に減っているのだが、自動車乗車中の重傷者は過去10年で初めて増加に転じたのだ。 背景にはシートベルト非着用や携帯電話の使用といった問題のほか、高齢運転者の増加の問題もあるようだ。高齢者による事故においては、認知症やてんかんといった脳の病気との関連だけでなく、目の病気である緑内障との関連についても注目を集めている。 この4月、国土交通省が、バス、タクシー、トラックという職業運転手事業者を対象とした眼科検診の結果を公表した。職業運転手を対象とした大規模調査としては初めてとみられる。この調査
70代のタクシー運転手の半数に視野などの異常、運転手を対象にした初の眼科検診で明らかになった不都合な事実
交通事故の背景としてリスクが高まる「緑内障」、眼底検査が鍵を握る
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