6月12日の米WTI原油先物価格(原油価格)は前日比0.60ドル(0.8%)高の1バレル=78.50ドルで取引を終了した。5月の米国消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)は7会合連続で政策金利を据え置いたものの、年内の利下げが確実になったとの期待から原油価格に「買い」が入った。 6月2日のOPECプラス(OPEC=石油輸出国機構とロシアなどの大産油国で構成)閣僚級会合の合意を受けて、原油価格は4日に一時、約4カ月ぶりの安値(72.48ドル)となった。これまで続けてきた自主減産の幅を10月以降、縮小することが決まったためだ。 だが、その後、反転、再び78ド
世界需要低迷で下落圧力が強まる原油価格、この先どうなる?二大産油国=米国とサウジアラビアの楽観できない事情
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供