暗殺事件の背後に誰がいるかを探ろうとする時、マフィアは「クイボノ(誰が得するのか)」という問いを立てたとされる。 イスラム組織ハマスが昨年、イスラエルの民間人1200人を虐殺したこととウラジーミル・プーチンとの間に何らかの関係があることを示す証拠はない。 だが、ロシアはこの事件で最大級の利益を得ている。 この結論にたどり着くには、「クイマロ(誰が損するのか)」と問うだけでいい。 地政学的に最も損をしているのは米国のジョー・バイデンだ。イスラエル軍がラファに入るにつれて、その損失は大きくなる一方だ。 運命のいたずらか、ハマスが蛮行を働いたのは10月7日、プーチンの誕生日だった。 この日以降、モス
先が見えないガザ紛争はプーチンにとって際限のない贈り物
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