藤原道兼は、応和元年(961)に生まれた。 父は段田安則が演じた藤原兼家(藤原師輔の三男)、母は三石琴乃が演じた時姫である。 同母兄の井浦新が演じる藤原道隆より8歳年下、異母兄の上地雄輔が演じる藤原道綱より6歳年下、同母弟の道長より5歳年上となる。 寛和2年(986)に起きた「寛和の変」において、道兼は本郷奏多が演じる花山天皇の出家の手引きをし、ともに出家するという約束を破って、逃げ帰ったとされる。 その後、内大臣、右大臣と昇進を重ね、長徳元年(995)に兄・道隆が没すると、関白に就任したが、その数日後に死去した。 世の人々は、この道兼の「七日関白」を、花山天皇に対する裏切りの報いとみなしたと