藤原斉信は康保4年(967)に生まれた。道長より、1歳年下である。 父は太政大臣の藤原為光(段田安則が演じた藤原兼家の異母弟)。母は藤原敦敏の娘である。 正暦5年(993)年に蔵人頭となり、長徳2年(996)に参議を経て、大納言となり、長元8年(1035)3月23日に、69歳で死去した。 斉信は優れた容姿の持ち主であったようで、ファーストサマーウイカが演じる清少納言(ドラマでは「ききょう」)は、『枕草子』のなかで、その容姿の素晴らしさを讃えている。 政治家としても有能で、詩歌の才にも恵まれており、声も良く朗詠(詩などを曲節をつけて、吟唱すること)の名手であったという。 斉信は『紫式部日記』にも