今年3月、誰が書いたか分からない1枚の連絡メモがインターネット上を駆けめぐった。 米マッキンゼー・アンド・カンパニーの元パートナーを名乗る書き手たちは、この高名な戦略コンサルティング会社が近年「野放図な成長」を追求していると批判し、よりによって経営陣には「戦略的フォーカスが欠けている」と毒づいた。 そして同社の従業員に典型的に見られる謙虚さをもって、「正真正銘の偉大な組織」が破壊されるリスクにさらされていると警鐘を鳴らした。 すぐに削除されたこの連絡メモは、マッキンゼーについて吐露された最新の不満にほかならない。 同社では今年1月、ボブ・スターンフェルズ氏がマネージングパートナー再任を目指した