日産自動車は3月25日に発表した2027年3月期までの新中期経営計画「The Arc」で、30車種の新型車を投入して24年3月期比で100万台の販売増と営業利益率6%を目指すことなどを示した。さらに開発リソースをこれまでの電気自動車(EV)中心から、エンジン車にも振り分ける。独自のハイブリッド(HEV)技術である「e-POWER」も進化させ、電動車のコストをエンジン車並みに落とす計画だ。 内田誠社長は「将来的に電動車は増えるが、市場は変化しており、各マーケットのニーズに合わせられるよう、柔軟性を持たなければならない」などと説明した。 日産は2018年の「ゴーン事件」以降、元会長のカルロス・ゴー