日銀がマイナス金利政策の解除を決めたことにより、いよいよ利上げによる住宅ローンの返済額増加を不安視する声が高まっている。2023年までは固定金利型の住宅ローンの金利が上昇したが、いよいよ変動金利型の金利も上昇が始まりそうだ。すでに変動型の住宅ローンを利用している人にとっては返済リスクが高まっているので、早めに対策しないとローン破綻に陥りかねない。 住宅ローンには大きく分けると、市中の金利動向にかかわらず金利や返済額が変わらない「固定金利型」と、市中の金利動向に応じて金利や返済額が変わる「変動金利型」がある。現状では、変動金利型なら0.3%台、0.4%台で利用できる金融機関が多いのに対して、固定