[ロンドン発]米上院は2月13日、70対29の賛成多数でウクライナ、イスラエル、台湾への953億ドル(約14兆円)の緊急支援法案を可決、数カ月に及ぶ混乱を経て超党派の理解を得た。ウクライナ支援は601億ドル(約9兆円)で、これまでの総額は1700億ドル(約26兆円)超。しかし下院では共和党が分裂し、否決の危機に瀕している。 共和党のマイク・ジョンソン下院議長は「メキシコとの国境政策の変更が一つもない以上、下院は重要案件について独自の意思を持ち続けなければならない。米国は上院が可決した法案よりもっと良い法律を手にすべきだ」と表明し、上院の法案には移民を食い止める条項が欠けていると猛反発した。 ウク