1月29日、ヴォロディミル・ゼレンスキー大統領がヴァレリー・ザルジニー総司令官を近々解任するのではないかという報道がなされた。 ワシントン・ポスト紙によると、ゼレンスキー大統領はザルジニー大将解任の決定をホワイトハウスに伝えたという。 この解任報道はウクライナにとってもそれを支える民主主義陣営にとっても最悪のタイミングであった。 ザルジニー大将とゼレンスキー大統領の不和は過去においても何度か報道されてきた。 特に、2023年6月に始まったウクライナ軍の反転攻勢の頓挫により、11月になってからその不和が目立っていた。 ザルジニー大将は、多くの魅力を持った大将だ。 国軍の総司令官として大部隊を統率