「米国の昨年の液化天然ガス(LNG)輸出は史上初めて世界第1位となった」 欧州のエネルギー調査企業ライスタッド・エナジー(RE)は今年1月、LNG運搬船の位置情報などの分析からこのような結論を導き出した。REによれば、米国の昨年のLNG輸出量は前年比1割増の約8700万トンとなり、これまでのLNG輸出大国(豪州やカタール)を抑えて首位に躍り出たことになる。 米国産LNGの輸出先として急速に伸びたのは欧州だ。ロシア産天然ガス輸入の代替調達先となった米国のシェアは2021年の3割から7割に急拡大した。 REは「米国のLNG輸出は2030年までに倍増する」と予測している。 原油でも同様の状況になってい
エネルギー大国・米国の憂鬱、原油生産もLNG輸出も世界一だが原発ロシア依存
濃縮ウランをロシアから輸入、脱炭素時代のアキレス腱に
2024.1.27(土)
藤 和彦
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