原子力発電所が排出する高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)を、地層処分出来るか、国内で初めての調査が進められている北海道神恵内村で、2023年11月25日に開かれたシンポジウム。地層処分を推進する原子力発電環境整備機構(NUMO)の兵藤英明・技術部部長と、反対する岡村聡・北海道教育大名誉教授が、それぞれ説明したあと、会場からの質問も受けて議論しました*1。 推進側と、それを懸念する研究者の考え方の違いがよりくっきり浮かびあがりました。 質問は、岡村さんが脆弱さを指摘した水冷破砕岩についてのものが多かったようです。 やりとりの中で、NUMO側の答えに気になったものがありました。住民の「10万年先のこ
失敗を繰り返してきた電力業界に問う、核ゴミ地層処分の安全確保は可能なのか
【地震大国・日本の今】「10万年の耐久性はあるのか」研究者の懸念
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